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決心

4/3/2016

 
私自身30歳を目前に、抱える女性性の悩み。
幼い頃からものづくりの中で生きてきた私にとって、それ以外のことが考えられず、ずっとデザイナーとしていい仕事をしたいという気持ちを抱きながら、今に至る。
海外旅行にも行けない貧しい田舎の家庭に育ちながら、出会う人に恵まれ、なんとか今パリで一流のメゾンに近いところで戦いを挑んでいるところ。
そして今、偉大なデザイナーが没しまた生まれるこの地で、私もこの世界に一筋の生きる希望を刻みたいと、真っ向から世界に挑戦したい気持ちでいる。
職業人として、使命を全うしたいという気持ち。

それに対して、女性性としての私は全く逆の感情を抱く。
現在離れて暮らす旦那と早く再会したい。早く東京に帰りたい。子供がほしい。毎日安心して眠りたい。女として生きたい。

両方の思いが強くなって、アンビバレントな感情に体が裂かれる思い。お互いがお互いを殺している感じ。
離婚をすることも、子供を育てながらゆっくり仕事をすることも考えた。けれど、どちらも私の本当に望むものじゃない。


そして、今の働く女の人が多い時代、このアンビバレントな感情を抱えながら生きている人はたぶん私だけではないと思った。
仕事で重要なポジションを任されながら、女として好きな人と大事な時間を過ごしたいと思っている人たちはたくさんいると思った。

ずっとコンテンポラリーな女性像とは何か考えてきたけれども、これは、感情を込めて、今を生きる現代の女性像だと言って良いと思う。
フレッシュでとがった、ファッションヴィクティムな洋服や女性像は作れないけれど、
今の働く女の人がより自分の気分に近しい、安心できる心のブランケットみたいな洋服を、自分の今まで培った経験を元に形にしていきたいとおもう。


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    misa 

    Women's wear designer

            

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